息子は8月が誕生日で、幼稚園では誕生日月にみんなの前でいろんな発表をするそうです。将来の夢とか、どんな遊びが好きか、好きな食べ物、好きなおもちゃ、好きな色など。
「〇〇(息子)君の宝物は?」という質問に息子が答えられないそうで、みんなの前で発表するのにどうしようか、と先生が悩んで相談してきました。「本人から聞き出せなかったので、おうちで何かヒントになりそうなものがあれば教えてください」と。
宝物って、、、大人でも難しくないですか?私はもう宝物といえば『家族』なんですけど、宝物って、大切な物とはまた違うんですかね。大切にしているものなら靴とか電動アシスト自転車とか財布とかお金とか、、でもやっぱ宝物というにはちょっとランクが下がるというか、”替えの効くもの”は宝物じゃないような気がします。でもマンガに出てくる宝物って財宝のイメージか。とか難しく考えてしまいますね。大人はそういう付加価値とかいろんなものを考えてしまうのが長所であり短所やなぁと思ったり。
息子がわかりやすく宝箱を持っていたらいいんですけど、そんなものは存在しませんし。おもちゃを大事に扱う、とか道具を丁寧に扱う、という指導は出来るんですけど、「これを宝物にしなさい」というのは違いますよね、なんか誘導的ですね。詐欺っぽいw
”たからもの”という感覚がいまいち掴めていないようなのですごく難しい。でも同い年のお友達は「〇〇レンジャーのなんとかベルト」とか「〇〇の魔法の杖」みたいなハッキリとした”たからもの”を示すことが出来るようです。
年中(4歳11か月)息子はまだ質疑応答が少し難しいようで、初歩レベルの質問(名前や年齢など)は答えられるようになりました。仲良しのお友達の名前や先生の名前などは固定ではないけども答えます。
好きな食べ物は目についたものの名前を言うという「頭使ってるな」という行動します。テーブルの上にスイカのおもちゃがあったら「スイカ」と答えるし、私が餃子を作っていたら『餃子』と答えます。ただ日常的にスイカは食べないし、餃子は羽の部分しか食べません。まぁこのくらいの答えについては「ほんとかよ!」とか「うそでしょ!」とか真偽つけがたいところではありますが、なんとかすり抜けているというカンジですかね。
「将来の夢は?」「どんな遊びが好き?」「どんなおもちゃが好き?」「好きな色は?」という質問については、先生がカードを見せて本人に選んでもらったそうです。
七夕の願い事に他のお友達は「早く走れるようになりたい」とか「プリンセスになりたい」という願い事が多かったようですが、うちの息子は
パンケーキがたくさん食べたいそうです。
ただ、うちの息子はそんなにパンケーキ食べないんですよね、、、。だからその時思いついたもの、何かキーワードになったもの、誰かが言ってたセリフ、そういったものを答えただけで、多分「願い事」として答えたのではないような気がします。でもホントにパンケーキ食べたかったのかもしれないですけどね。謎。
そういったカードやヒントなどが選択肢として提示できるものなら選びやすいんですが、「宝物」というのはなかなか提示しにくい。そもそも本人が宝物を理解しているのか。自宅ではそんなに大切にしているものは思いつきませんし。
それを心理士の先生に相談。「宝物を聞き出すには」ということでしたが、やっぱり子供には難しいので親が難しく考えずに本人が好きそうなもの(本人の意思からかけ離れていないもの)の中から選択してもらって、とりあえずその誕生日会を乗り切ればいいのではないか、と言われました。ポロッ。今、目からウロコ落ちました。
子供に対して「大切に使おうね」「投げたり壊さないで」とか注意事項をいうことはありますが、実際子供がどれを大切に思っているかを聞くことはありませんでした。今夢中になっているおもちゃを大事にすることはありますが、遊びが終われば床にほったらかしにしたり踏んだりしますし、まぁそれだけ見て判断するのもよくないと思いますが、、、。
ぜひお子さんに聞いてみてください。うちはとりあえず息子に「宝物、なに?」と聞いたら「宝探し」と答えられました。なんか、意味深、、、?
あと自分の宝物も考えてみてください。私は「家族」だけが譲れないものでした。それ以外は案外諦められるものばかりで心がスーッと楽になりました。