心理士のおすすめ本を中古で探していたんですが、見つからなかったので関連する本を購入しました。
絵もあって読みやすいし、内容も発達障害の子供だけに当てはまらず育児を助ける言葉が多く、何かを準備するわけでもないのですぐ実践出来て、何よりも結果だけでなく原因まで細かく書いてあるので、納得して行動に移せると思いました。
中でもすごく心にメモしたいなと思ったのが3点ありました。
できるだけ肯定的な言葉をかける
子供の好奇心が芽生え始めると最初は一緒に喜んでいたのに、いつの間にか禁止事項の方が増えてきたような気がします。そんな時も肯定的な言葉にすると子供の受け止め方も違うという話でした。
〇コップしっかり持ってね!
✖コップ落とさないで!
〇片付け終わってからテレビ見ようね!
✖片付けないとテレビ見せないよ!
「〇〇しちゃだめ!」「〇〇しないで!」とつい言ってしまいます。言い換えることはとても難しいし、さっと出てこないということもありますが、日常的に厳しい声かけをしているといざという時に聞いてもらえなかったり、いつも感情的では強い反発心を抱く場合があるということです。ここぞという時に効き目を持たせるためにも日ごろから肯定的な言葉かけを目指そうと思いました。
命令系の言葉かけはできるだけ避ける
命令ばかりしていると、子供が指示待ち人間になる可能性があるらしいです。あまりピンときませんが、私はどちらかというと命令ばかりしている自分にはなりたくないなと思うし、もっと効率的に子供に指示を出したいと思うので、命令系以外の言葉を使いこなせたらいいな、と思うことが間違いではなかったのだと思いました。
①丁寧語(~ね、~してください)
「靴を揃えなさい!」「着替えなさい!」を「靴を揃えてね」「そろそろ着替えてくださ~い、お願いしま~す」と言い換える。こんな柔らかな言い方で子供が聞くわけないと思ってしまいますが、丁寧に指示をすると子供も気分がよくなり行動に移す確率が高くなる(100%効果が見られるほど甘くないw)
②Let's形(~しよう)
「靴をそろえよう」「着替えよう」と誘うと楽しい印象で行動にうつしやすくなります。おしっこがうまく伝えられない子供に「おしっこ出る?」と聞くと「出ない」と答えがちですが「おしっこにいこう」と声かけると素直にトイレに行ってくれることが多いそうです。私はついつい「おしっこ大丈夫?トイレいかなくても大丈夫?」と聞いてしまい、息子は「大丈夫」と返事します。今のところは本当に大丈夫なんですが、もっと声かけに意識を持ちたいと思いました。
③断定(~します)
「靴をそろえます」と命令ではなく行動パターンとして伝える方法も効果があるそうですが、口調がきついと命令に聞こえがちなのであまりやらない方がいいかと思います。まぁあまり周りでもこういった言い方する親御さんみたことありません。
④非言語(言葉以外で気づかせる)
言葉をかけずに目線や指さしで本人に気づかせる、という方法なのだそうです。注意しなければいけないのはその時の親の顔は笑顔でないといけないということです!でないと、いちいち言うのもめんどくさいわ!となるからです。何か言ってしまえば小言になるなぁと思った時にこの方法が効果的なのかもしれませんが、そこまで冷静になれるならもっと有効的な声かけが出来るかと思います。
必ず成功経験で終わりにする
何をするにも最後に褒めて楽しい記憶を残すのが大事である。例えば
片付け)〇今日も頑張ったね!キレイになったね!
✖やっと終わった!もっと早く出来るハズだけどね!
食事) 〇全部食べられたね!ママ嬉しい!
✖全部食べられたけど、〇〇君は野菜も食べれるらしいよ!
余計な一言がよくないというか、まぁ言いたくなる気持ちもわかるというか言いたくもなりますよ!でもせっかくの成功を最後の一言で叱られたイメージを持ってしまうのは子供にも親の気分としてもマイナスになりますね。つい言ってしまいそうですけど、多分それはほぼ親の押し付けっぽいですけどね。